タイズマガジン関西

物流システム・マテハン機器の世界トップメーカー、
株式会社ダイフクへ転職したエンジニアにお話を伺いました。
物流システム・マテハン機器の世界トップメーカー、<br>株式会社ダイフクへ転職したエンジニアにお話を伺いました。

(2017.4.12更新)株式会社ダイフク AFA事業部 生産本部 技術部 部長 林 信浩様 滋賀グループ 1課 杉本 崇尚様
インタビュー
インタビュー中

株式会社ダイフク AFA事業部 生産本部 技術部
部長 林 信浩様(左)
滋賀グループ 1課 杉本 崇尚様(右)

―― まず、杉本様にお話を伺います。現在の業務について教えてください。


自動車工場の生産ラインで車体を搬送する機械を設計しています。当社の製品は一品一様。お客様からの「時間内にこれだけの台数を流せるスピードで」といったオーダーや工場のスペースに合わせて、設計を行っています。


―― ダイフクさんへご入社されて1年とのことですが、前職からの転職を考えられたきっかけ、そしてダイフクさんに決められた理由はなにでしょうか。


前職はプラント設計で、工場の廃液処理設備や医薬品の排水処理施設などを手掛けていました。大学院時代に物質化学を専攻し、排水の中にあるレアメタルを回収する薬の研究を行っていたので、その知識を活かそうと新卒で入社しました。 また学生時代は英語も勉強していたため、英語を活かしたいという思いも強かったのですが、実際に働いてみると英語を使う機会はほぼなく、もっと英語を使う環境で仕事をしたいと考えるようになりました。また、結婚して子どもを授かったこともあり、産まれた後での転職は、リスクが高いと考えたことも転職を決めた理由です。 ダイフクに決めた理由は、海外の売上比率が60%~70%で、これまで勉強してきた英語を活かせる仕事が数多くあること。そして、前職で3年間取り組んだプラント設計の知識や経験が活かせる仕事だったからです。また、企業規模が大きく、安定した経営基盤と世界市場を積極的に開拓している企業戦略とその将来性に惹かれました。


―― 社風について教えてください。社内はどのような雰囲気でしょうか。


社内には私と同世代の20代後半の若手社員が多く、堅苦しさがないのでとても話しやすい環境があります。また、先輩ともコミュニケーションが取りやすく、分からないことがあって質問してもすぐに教えてくれます。設計はアイデア勝負。アイデアが出ない時には、先輩によく相談します。やはりこの仕事は経験をより多く積んだ方が、引き出しも多くなるので、先輩には思いもつかなかったアイデアを出してもらえるので本当に助かっています。 また、中途採用の社員も多いので、OJT研修以外にも中途採用社員を対象にした研修も設けられています。会社の歴史を学んだり、自分の将来ビジョンを考えるプログラムを受講します。知識習得やモチベーションアップ以外にも、中途採用社員と交流することで、部署の壁を越えた人間関係を構築できることも大きなメリットだと感じています。





杉本様

―― どのようなときに、仕事のやりがいを感じられますか。


当社では若手社員でも早くから大きな仕事を任され、活躍することができます。また、会社のやり方に縛られず、型にはめられることもないので、自分のアイデアを図面に盛り込むことができるのでやりがいが大きいですね。 また、朝礼では成功例や失敗例などが報告され、情報の共有を行ってます。それとは別に行われる工場朝礼では、実際の機械が設置されている現場に行き、「このアイデアは良いよね」「ここはこうした方が良かった」などの意見を交わしており、リアルな場面で情報を共有できるので、技術者としてとても勉強になります。


―― 今後の夢・目標は何でしょうか。


20~30代で、まず技術スキルをしっかりと習得することに力を注いでいきたいと思っています。機械設計ではいろんなことを考えなくてはいけません。メンテナンス性や強度など、いろんな視野を持って設計をする必要があります。例えば、どんな工具を使うのかを知らないと作業場にその工具が入らないので使えないといったことも起こります。だから設計者は現場や部品などいろんな知識を持っていることが必要です。さらに、お客様の志向も知っておくなど、技術スキルに加えて思いやりを持つことでお客様との良好な関係を築くこともできます。また、一目見れば「こういうものにしたい」という思いが伝わる図面を描きたいですね。図面には私の名前が書かれて、それがずっと残っていき、設計者としての責任もずっと残っていきます。ずっと後で私の図面を見た人が「手を抜いているな」と思われないような図面を作り続けることを心がけています。こうしたことができるようになり、技術者として独り立ちできるようになったら、そこから海外の仕事を手掛けて設計はもちろん、そのプロジェクトを取りまとまられるような役割を担いたいですね。



―― 続いて林様にお話を伺います。自動車生産工場に納める設備のオーダー設計を一貫して担当されてきた林様ですが、印象に残っている工場・設計はございますか?


入社2年目には東北に新しく作られた自動車の組み立て工場の設備の半分を全て手掛けました。通算で半年間程、現場に駐在し、必死になって設計をしていました(笑)。でもこの時に他の様々な設備を見ることができ、何よりあれだけの大きな工場を2年目で担当できたのは、大きな経験と自信に繋がりましたね。若手に大きな仕事を任せるというダイフクの文化は当時から根付いていたと思います。


―― ご自身が技術者として大切にされていること、若手エンジニアにも伝えたいことはございますか?


できることはできる、できないことはできない、とはっきり伝えてほしいと思いますね。 「これできますか?」と問われたときに、「うーん…やってみます。」というような中途半端な答えは要らないです。できませんと答えた後に、できるように持っていく姿勢が大切。次はどのようにすればできるのかを常に考えてもらいたいですね。「やってみます。」という気持ちはもちろん大切ですが、結果できませんでした、では意味がありません。最初から「できない」と答えてもらえれば、先輩・上司ができるように教育すればよいだけですから。周りも巻き込んで考えてみてほしいです。 最初は求められるレベルに到達していなくても、どのようにすれば自分を少しでも成長させられるか、という努力に伴って、技術はついてくるものだと思っています。最初からできないとあきらめてほしくないですね。


―― どのような方と一緒に働きたいとお考えですか?


(一緒にインタビューを受けている)杉本は、面接した時に、明るくはきはきした対応がとても気に入りました。出身が化学系で少しジャンルが違いましたが、上司に「どうしても採用して欲しい」と掛け合いました。彼のような技術者をもっと採用したいと思っています。当社の設計技術者はお客様と会話しながら仕様を詰めていき、現場に行くことも多い仕事なので、明るくはきはきとした対応で良好な人間関係をつくる力も求められるのです。 初めから高い技術力と豊富な経験を持っておられるのに越したことはありませんが、機械設計は結局フィールドで学んでいくしかありません。また、技術は日々進化していますから、技術を磨いていく努力を続けられる方であれば、私たちがしっかりとサポートします。最初は高いスキルがなくても、前向きに自分を成長させることに高いモチベーションを維持できる方であれば「世界一流の自動車メーカーの工場を作っている」という誇りを持てる設計技術者に成長できると思います。


―― 本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

会議室にて