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キャリア入社のエンジニアに聞く!株式会社神戸製鋼所の魅力とは キャリア入社のエンジニアに聞く!株式会社神戸製鋼所の魅力とは

(2017.7.19更新)株式会社神戸製鋼所 機械事業部門 ターボ室 板倉 慶宜様, スクリュ室 池上 祥治様, メカトロ室 一瀬 大介様, レシプロ室 前田 雄吾様, 水素エネルギー室 兼井 直史様
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株式会社神戸製鋼所 機械事業部門
(左から)板倉 慶宜様、池上 祥治様、
一瀬 大介様、前田 雄吾様、兼井 直史様

株式会社神戸製鋼所にキャリア採用でご入社され、機械事業部門にて活躍されているエンジニアの皆様にお話を伺いました。

―― ご入社された時期と、現在の所属、前職の仕事内容について教えてください。


板倉さん: 2014年7月に入社。現在はターボ(遠心)圧縮機の設計を行っています。前職は軸受メーカーの商品開発職で、実機試験・評価に携わっていました。

前田さん: 2015年9月入社。現在はレシプロ室に所属し、前職では建設コンサルタントの下水処理施設の計画・基本設計を行っていました。

一瀬さん: 2013年10月入社。現在はメカトロ室で電気計装の制御設計を担当しています。前職は発電所の電気工事の設計をしていました。

兼井さん: 2009年4月入社。現在は水素エネルギー室に所属し、前職では写真やレシート、改札の切符などを印字するサーマルプリンタヘッドの設計開発を行っていました。

池上さん: 2013年8月入社。現在はスクリュ室のプロジェクトグループに所属し、前職ではハードディスクドライブのモーター開発、流体軸受の開発を行っていました。


―― 神戸製鋼所を転職先として選んだ理由や、入社前に抱いていた期待が実現できたかどうか、現在の仕事のやりがい等について教えてください。


兼井さん: 前職では設計と開発を行っていましたが、もっと開発に取り組みたいと考えていました。また、前職はどちらかと言えば個人主義的な風土があり、成果を上げれば、その分きちんと給与に跳ね返ってくる。その面では良い会社でしたが、もう少しチームで仕事をしたいという思いがありました。神戸製鋼のホームページなどを見る限りでは、その私の思いにマッチすると考えて、当社を転職先に選びました。 それまで携わってきた業務とは全く異なりましたが、物理や化学などの基礎知識があれば、専門知識は無くてもキャッチアップできると思っていました。 入社してからは、チームで仕事を進めるようになりました。入社当初は管理職の方に、自分の思った通りに仕事をさせてもらえ、入社前に想定した通りで良かったと思いました。 また、前職在職中は「さばさばしていて、冷たい」と妻に思われていましたが、転職して1年位した頃に「人間が丸くなった」「父親としても、転職は大成功だったと思うよ」と妻から言われました。人としてあるべき姿でいられる、良い会社だと思っています。

一瀬さん: 私もとても柔らかい雰囲気の会社だと思います。神戸製鋼に入社するまでは、関西に来たことがありませんでした。青森出身で、東京の会社に就職していたので、なんとなくテレビを見ていても関西弁はキツイというイメージがありました。しかし、実際に来てみるとそんなことはありませんでした。入社して最初に工場見学で案内してくれた先輩も雰囲気が柔らかい方でした。その方の出身を聞くと北海道でした。(新卒・中途ともに)全国色々なところから入社されており、関西の会社だから関東からは来にくい、というハードルはないですね。私はむしろ関西ってどんなところだろうという興味もあって入社しました。 また、これまでプラント全体の電気工事を担当していたので、機器にクローズアップした設計というのは経験がありませんでした。しかし、発電所内にある機器を見て、これらの設計をするのも面白そうだなと思い始めて、当社の求人に応募することにしました。 一つのコンプレッサーの電気設計だけでも、やるべきことは多岐にわたっています。それが面白さでもあり、難しさでもあります。そこを突き詰めてスキルが上がっていけば、だんだんとやりがいが出てくると感じています。




板倉さん: 私は大阪出身で、前職では東海地域で勤務していましたので、地元に帰りたいというのが転職のきっかけでした。大阪を飛び越えて兵庫まで来たのですが、同じ関西なので地元へのUターンは実現しました。 また、転職するにあたって、実際に世に出る商品に携わりたいというのがありました。前職の開発は何かを探求するという点では楽しかったのですが、実際に自分が携わったものが世の中に出るとは限らない、どちらかというと日の目を浴びないことも多く、設計に携わりたいと思うようになりました。転職活動を通じて、神戸製鋼は鉄の会社だと思っていましたが、機械を作っており3機種の圧縮機を手掛ける世界唯一のメーカーなのだと初めて知りました。その圧縮機は非汎用(=特注)の機械で、設計が面白そうだと感じました。そしてプラントで使われる機械なら、コンシューマー向けと違って、流行り廃りもなく、事業的にも安定していると考えて、当社の求人に応募することにしました。 実際に入社して、設計に携わり、それが出来上がってお客さまのプラントに納品されて動いています。転職する時に神戸製鋼を選んだ目的は実現できていますね。 仕事でやりがいを感じるのは自分が設計した機械を見た瞬間ですね。作ったものを実際所内で試運転するのですが、それに立ち会って何メートルもある圧縮機を見た時には「あっ、これを自分が設計したんや!」と嬉しくなります。

前田さん: 前職では下水処理施設などの機械設備の計画や基本設計で、具体的な機械設計などはしていませんでした。機械の配置や全体的なシステム、処理方法のシステムといった計画的な上流部門だったので、具体的な機械設計をやってみたいというのが転職の一番の理由でした。 また、私が担当しているレシプロ圧縮機は、歴史があり長い間にわたって技術が培われてきたことや、海外案件が多く、海外相手のビジネスを経験できることにも魅力を感じました。入社して、海外案件のプロジェクトを担当させてもらって、海外に打ち合わせに出かけています。まだうまくいかないことも多いですが、充実感はありますね。神戸製鋼を選んで良かったなと思っています。海外で池上さんとプロジェクトで一緒に業務をしたこともあります。
※海外の同じユーザー向けのプロジェクトで、池上さんがスクリュ式、前田さんがレシプロ式を担当されているそうです。

池上さん: 私は前職でハードディスク関連部品の量産設計をしていました。年間生産台数が何億台という世界ですので、設計に自分の思いを込めたり、設計変更することも困難でした。設計としては良いものであっても、どちらかというと生産面が重視される傾向がありました。それが、とてももどかしかったのです。 神戸製鋼の求人には、非汎用設計で一品一様ということが書かれていました。そこに興味を持って応募したのが入社したきっかけです。 転職活動時、神戸製鋼では土日に面接をしてもらいました。転職活動をしていることが前職の会社に知られるのは辛かったので、面接に行きやすいように配慮してもらったということもあって入社を決めました。 現在、仕事はプロジェクト業務を担当しています。良くも悪くもキャリアの浅い私でも、プロジェクトの代表として仕事を任せてもらっています。関係部署は資材、工程管理、製造、各設計部門(圧縮機本体や機器、メカトロ)、営業などすべての人々と関わりを持ち、かつその方たちに指示や依頼を出しながら担当プロジェクトをハンドリングできる立場にいることがやりがいです。もちろん、その分すごく大変で、私の力不足もあり、各部署から苦言を呈されることもありますが、これから力をつけて、少しずつですがうまくハンドリングできるようになっていけることにも喜びを感じています。 また、海外のお客様とのやり取りが非常に多く、頻繁に出張もしています。先日もイギリスの会社の方々と一緒に中東(カタール)のエンドユーザに伺いましたが、アフリカやインドから出稼ぎに来られている方も多く、その方たちと食事をするなど、世界中の人々と触れ合えることにもやりがいを感じています。

兼井さん: 私は水素ステーション用圧縮機の設計をしており、導入期を経て、これから成長期に向かっているところです。今後、自分たちが事業をどうハンドリングできるか、市場中でのポジショニング争いもあるでしょうし、技術的な面白さもある。私達の部署では、まだ世の中に完成していないものを作り、5年後10年後の世の中を作るためにみんなで仕事に取り組んでいるのでやりがいは大きいですね。

―― 若い方でもどんどん挑戦して、大きな仕事を任される風土がありますか。


兼井さん: 今、私は管理職で、部下に仕事を任せるときは、やりたいと思っている人に任せますし、助けて欲しいと言われた場合は助けます。

一瀬さん: その実感はありますね。計画して提案すれば、割とすんなり「じゃ、やってみろ」となります。ただ、提案したからにはある程度自分たちで頑張らないといけない。でも、難しい状況に陥ったときは、上司がきちんとフォローしてくれるというのはあります。


―― どれくらいで一人前になれますか。


全員: いやー、まだまだです。(笑)

板倉さん: 最低限の業務ができるようになるには半年ほどあれば大丈夫です。ただ、作っているものの内容をきちんと理解して、頭で考えて設計できるようになろうと思ったら、まだまだですね。


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―― 神戸製鋼は鉄鋼のイメージが強いですが、機械エンジニアとしての魅力を教えてください。


兼井さん: 私がいる部署は特殊で、水素エネルギーというこれからの技術に取り組んでいます。だから非常に面白いですね。神戸製鋼の事業の中で、特に圧縮機事業部というのは、売り上げを伸ばすためにも、いろいろと新しい事業にチャレンジしようという風土があります。その一環が私のいる水素エネルギー室です。既存の技術をやる人も新しい技術をやっている人もいる。だから、今持っているものが神戸製鋼の機械事業部のすべてではないというところが魅力です。なかなか外にはうまくアピールできていませんが、入社してみて、そこは全然違うと感じています。 極端な話、3年後、今と同じ部署がそのままあるかというと、そうではなく、また新たな部署がいくつも立ち上がっていると思います。私たちの部署でも水素だけでなく違う可能性を探していますし、開発センターや各部署でも新たな技術開発を行っていて、そこからさらにいろんな用途が派生しています。そういう意味ではエンジニアにとって、とても面白味があると思います。

板倉さん: 今作っているターボ圧縮機は用途に合わせ大小様々なサイズがあり、超大型機市場は大手2社が独占しています。神戸製鋼は、そこに参入していこうとしています。もちろん入社前はそんなことは知りませんでしたが、今それにチャンレンジしており、みんなで目標に向かって取り組んでいるのは非常に面白く感じます。

一瀬さん: 私は非汎用ということに魅力を感じています。もちろん非汎用ならではの難しさもありますが、前職は実績重視の古い業界でしたので、実績から外れてイレギュラーなものを採用することはよっぽどのことがない限り、ありませんでした。 神戸製鋼では、お客様の仕様やニーズに合わせて、改善や新しいことも取り入れるという姿勢が強く伺えて、それが難しさでもあるし、面白さにつながっていると思います。 企業文化でいうと、私が入社した時にキャリア採用の方がたくさんいたことに驚きました。前職ではキャリア採用の方が全然いなくて、全員が新卒採用。ここでは半数近くがキャリア採用なので、キャリア入社だからと構える必要がなくて、その分非常に楽でした。

前田さん: 私もキャリア入社者は、入社後すぐにバリバリやらないといけないと思っていましたが、意外とじっくり仕事を覚えていってくれという感じでした。 もちろんキャリア採用だから、今までやってきたことを活かして、できることはやっていこうという思いはみんな持っていると思います。


―― どのように業務を進められていますか。


板倉さん: お客様から設計難易度の高い特殊な要求が出た時は、頭を悩ませながら設計を考え、みんなで相談し合って解決していきます。

一瀬さん: 一人で一つの案件を任されるケースが多いです。大きな案件の場合は、みんなで相談することもありますが。一つのプロジェクトで考えると部署は違うけれど、チームで仕事を進めます。連携する場合は、プロジェクトや電気、機器の人たちの協力は不可欠なので一緒に仕事を進めます。

池上さん: 上司は5~6名をマネジメントするため、また各担当者が抱えるプロジェクトもそれぞれ業務範囲が広いため、すべての案件の詳細までは分からないと思います。だから、一人で何とか頑張らないといけないというプレッシャーもあります。ただ、すぐに相談に乗ってもらえる文化がありますので、分からないことはすぐに相談した方が良いですね。

一瀬さん: 個人的にため込んでしまうと確かに辛いですが、文句言わずに仕事しろという雰囲気はまったくないので、助けを求めれば必ず手を差し伸べてくれます。 要所、要所で分からない時には、みんなそれぞれの得意分野を持ち合って助けています。

兼井さん: 上司もメンバーが困っていることがある場合、別の人が詳しいのであれば、聞きに行けという指示を出します。

池上さん: フットワークの軽い方が絶対にベターです。10分考えて分からなければ、1時間考えても分からない。そこで1時間ため込むよりも、聞きに行って15分で分かれば、45分得をする。私はそういう考えで仕事をしています。

兼井さん: 確かにフットワークが軽い方が、ウケがいいですね。(笑) 何かあっても聞きに来てくれる方が、安心感があります。管理する側として、きちんと管理はするのですが、自分も忙しいところもあって、すべてを完璧に管理できるわけではありません。ある程度個人のノウハウに任せます。フットワークの軽いタイプは、何かあれば聞きに来るので、任せておいても大丈夫かなと思えます。フットワークの軽い人は管理する側にとってもありがたいですね。



―― 御社はどのような社風だと感じられていますか。


兼井さん: 人を大事にする社風があります。前職では、結果がすべてで、結果さえ残せばいいという社風でした。その分お金や役職に反映されて、それはそれで良かったのですが、当社は本当に人を大事にしていると思います。 何かあった時に誰かが必ず手を差し伸べる。相談に行っても安易に断られることはない。もちろん、自分が誠意を見せていないのに、何でもかんでも聞きに行けば怒られますが、自分が苦しみながらもやっていれば、必ず誰かが手を差し伸べてくれます。

前田さん: 私も前職で公共事業の設計をしていましたが、年度末は仕事が集中して、とんでもない状況になります。正直、それがあまりにきつかったことも転職の大きな理由の一つでした。 ここも忙しくはありますが、会社としてはワークライフバランスを大切にしていて、19:00になれば原則退社しないといけない。それを守るために例えば会議も1時間以内に絶対終わる。無駄な会議をしない。メールも簡潔に書くなど仕事を効率化して早く帰るというのを全社で取り組んでいることはとても良いことだと思います。

兼井さん: 19:00に退社する、有給休暇を15日絶対に取得する方針となっており、限られた時間の中でどうやって成果を出すのかを求められます。役職が上がれば上がるほど、それを求められます。実は19:00退社が決められた時は、そんなことができるだろうかと思ったのですが、最近では何とかなるかなという雰囲気になっています。もちろん、忙しくてどうしても必要な時は上司の許可を得て残業することもできます。絶対にダメというわけではなく、臨機応変に運用されています。

前田さん: 休みも取りやすい環境です。前職では土日出勤も普通にしていましたが、今は平日でも気軽に有給を取ることができます。 上司からも有給の消化状況に応じて「有給を取りなさい」と指示が来ます。

兼井さん: 平日に早く帰宅すると子供たちが起きていて話ができるのもいいですね。

板倉さん: メインの計画に対して、それに対してどうアクションするかは自分の裁量に任されているため、自分で計画して、自分の裁量で進めていけます。そこに合わせて、有給の取得もしています

兼井さん: 逆にセルフマネジメント力が求められるのではと思われるかもしれませんが、ここで働けば、自ずとその力がついてきます。有給の取得は必須で残業はできない。その限られた時間の中で結果を出していくやり方を自分で作っていくしかない。 私が入社した時は、こうした制度はありませんでしたが、プロパーで働いてきた人たちも会社の変化に合わせて変わっていきましたから、大丈夫です。


―― 転職を考えている方々へ御社のお勧めポイントを教えてください。


前田さん: 海外案件が多く、駐在は少ないですが海外出張は多いので、海外にチャレンジしたいという方にとっては良いと思います。

板倉さん: 社内でも英語研修が週2時間あり、外国人の講師が来ます。英語が未熟な方でも、上達するようなサポートがあります。レベルに合わせて細かくクラス分けされていて、自分に合った授業を受けることができます。

一瀬さん: 海外の仕事をしたい方にとっては、他社と比べてハードルもすごく低いと思います。私は元々国内の案件しかやったことがなく、海外案件をやります、と手を挙げて、最初は不安でしたが、先輩について海外出張に出かけ、英語の研修もあり、海外で仕事をする上での語学力を含めたスキル向上に手厚いサポートを受けられるのがお勧めできるところです。

兼井さん: すべてを自前で抱える必要はない、という考えがあります。自分たちが不得意なことがあれば、その専門家に依頼して、やってもらう。そういうことを積極的に行うようになっています。外部の意見を取り入れながら、成長していこうとする戦略が良いと思います。

板倉さん: 結構、畑違いの方が転職して来られます。私も工学部ではなく理学部出身で学生時代も前職でも実験ばかりやってきました。しかし、そんな私が今は何とか機械設計をやっていけている。人を育てることができる会社だと思います。

池上さん: 私のスクリュ室では週一回基礎勉強会があり、スクリュ圧縮機にフォーカスして、要素技術を学んでいます。

板倉さん: 外部研修にも上司に「行きたい」と申告すれば、ほとんど受けることができます。予算のことも言われたことがありません。


―― 神戸製鋼所の魅力をたくさんお聞かせ頂きました。本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

和気あいあいと話される皆様