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【エンジニア必見!】プロジェクトマネジメント力を磨いて、大きな成果を出したい 【エンジニア必見!】プロジェクトマネジメント力を磨いて、大きな成果を出したい

(2016.10.31更新)ヤンマー株式会社 研究開発ユニット 電子制御開発部 山岸 修様
自己紹介
ヤンマー株式会社 研究開発ユニット 電子制御開発部 山岸 修様

ヤンマー株式会社 研究開発ユニット 電子制御開発部 山岸 修様

―― 自己紹介をお願いいたします。



2009年1月に中途入社後、大形エンジンの開発に携わり、主にエンジン制御ソフトウェアの設計・評価を主務として開発を行ってきました。2013年頃から自身の技術領域を広げる目的で、制御システム設計や制御システム全体の信頼性評価(EMC試験など)などを担当させていただき、現在はエンジン制御系のプロジェクトリーダー(PL)という立場で仕事を進めております。

もう少し具体的な担当業務をお伝えしますと、プロジェクト(PJ)の管理業務(制御系に関わるPJ計画立案や工数・予算見積り、担当割当て、進捗確認)とエンジン制御システムの要求・機能仕様設計などの上流工程の部分の役割を担っています。

インタビュー

―― 今のお仕事の魅力を教えてください。



仕事(技術)の領域を広く関わらせていただいている点です。一般的に、大きな会社で、最上流の製品に関わると、狭い技術領域を担当することが多いと思いますが、当社では本人のやる気次第で、新しい技術領域も任せてもらえます。

例えば、自身が担当した新商品の開発を終えた後に、「最後の工程まで関わりたい。」と上司にお願いをしたことがあります。了解が得られ、その生産開始に向けて生産システム設計と生産設備の構築支援、更にはエンジン初号機運転、出荷まで立会いまで関わることができました。商品出荷時の喜びと達成感は今でも鮮明な記憶として残っています。

当社では、年に2回行われる面談でキャリアの方向性を決めながら、私のように幅広く関わっていく方もいますし、特定の専門性をより深めていく方もいます。



―― これまでで、苦労された経験があれば、お聞かせください。



ある製品の開発において、舶用制御システム全体のEMC認証試験を始めて担当させていただいた時のことです。公的機関での認証試験をパスし商品化することが目的でしたが、初めての経験でかつ失敗が許されない状況で、不安でいっぱいでした。そんな私を見たEMCを専門とする先輩社員が認証試験前に、「どうしようもなくなったら、オレらがいる。何とかなるさ」との言葉をいただきました。この一言で不安が和らぎ、実際の認証試験ではいくつかのトラブルに対しても臨機応変に対応することができ、無事に認証試験をパスすることができました。

実際に試験では、認証試験最終日の終了時間直前までパスすることができず失敗もよぎりましたが、先輩方から必要な計測ツールを送っていただいた事、電話で助言をいただいた事など、電子制御開発部の総合力を発揮して乗り越えることができたと感じています。

当社では、先輩から受け継がれてきたことだとは思いますが、同じ部門で困っていることがあれば、自分のミッションではなくても、力を貸していただける風土はあります。



―― ヤンマー社に入社して、感じた特徴的な風土はありますか?



みんなが「考える」風土があります。たとえば、「こういう風になってわからない」と聞くと、「なんでそうなったと思う?」と質問で返されます。最初はそのやり取りがしんどい面もあったのですが、気が付くと、考えるプロセスがわかるようになってきて、仕事でもいろんなことがつながってわかるようになる。次第に「〇〇と考えた結果、〇〇と思いますがどうでしょうか?」と質問できるようになり、力がついた実感がわきます。



―― 将来的にどのようなエンジニアになりたいのですか?



私は、製品全体に関われるようなエンジニアになっていきたいです。人それぞれ違うと思いますが、 私は、全体に関わることで「社会貢献」をしたという実感が持てるからです。以前の会社では、一部の開発だったため、やりがいを感じにくい場面もありましたが、当社であれば、どこかおかしい点があると、すぐ連絡が来て、機械設計も制御も一緒に問題解決を行うなど、担当を超えて、広く関わりを持つこともあり、そこがやりがいにつながっています。

将来的にはプロジェクトマネージャーをやりたいと考えています。プロジェクトを運営するには、様々な技術者と調整をしないといけない。だから、様々な知識・技術を身に着けるために、幅広い業務を行いながら、プロジェクトマネジメントのスキルも身に着けたいと考えています。



―― プロジェクトマネージャーを目指して、勉強されていることなど教えてください。



3つあります。

(1)技術領域や知見拡大 PLの役割としては、機械系技術者、電気系技術者(ソフト、ハード)、システム技術者など各専門技術領域の方々と協調しながら仕事を進めてゆく必要があります。そのためには、各技術領域において深く知る必要はありませんが、各専門領域において何を課題としているのかを把握し、状況によっては対応案や計画の見直しを提案する必要があります。そのためには、各分野で初めて知った事や聞いた事は、インターネットや参考書を通じて調べるなどをして自身の技術領域や知見を広めるよう心がけています。

(2)プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントに関する基礎知識です。最近は、クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント(TOC)について、非常に興味があり社外セミナーや参考書を購入し、個人的に勉強しています。特に、エンジニアが集まった社外交流は、当社が今後抱えそうな課題も事前に学ぶことができるなど、有益な場でした。 セミナー等の受講費については、毎年予算が確保されているため、必要性をきちんと上司に説明すれば認めてもらえるため、自己啓発の環境としては恵まれています。

(3)語学力 業務は、国内だけでなく海外メーカーとの開発もありますので、英語は必須になります。海外メーカーとの打ち合わせでは、コミュニケーションロスなどが起きやすいので、慎重に会議を進めていますが、いつも語学力のなさを痛感させられます。英語は、日ごろの積み重ねと実践に大きく左右されるので、社内での英会話教室や移動時間内で勉強するようにしています。



―― 今後エンジニアとして、大事になってくるスキルは何だと思いますか?



コミュニケーションスキルだと思います。実際のプロジェクトでは課題の山積みです。私とは異なる専門分野の技術者や利害関係者と議論し、あらゆる角度から課題に対応する能力が商品開発において重要だと感じているからです。いろんなスキルの方と会話をして、うまく調整をしていかないといけない。個人的にも、技術知識を広げることで他部署との調整もうまく行いたいですし、プロジェクトマネジメントスキルを高めながら、より大きなプロジェクトで、成果を出していきたいと考えています。



―― 最後に、滋賀県での暮らしについていかがですか?



住めば都ですね。私が当初イメージした滋賀県は「田舎」「何もない」「車がないと生活できない」などいろいろと負のイメージをしていましたが、そんな事はありません(場所にもよりますが)。

特に、私が住んでいる草津市では、駅周辺は百貨店や大型複合施設、居酒屋が多くあり、少し駅から歩けば静かな自然が広がり、居心地が良いです。京都駅には20分、大阪駅には60分程度でアクセスできるので、交通の便も悪くないです。当社のメンバーも、米原周辺ではなく、草津・守山辺りに住む方も多いです。 元々京都出身で、愛知からUターンで関西に戻ってきたのですが、知った場所ですので、本社への経路に懐かしく思う場所もあり、やっぱり落ち着きます。また、滋賀県の人は、暖かい方が多く、親身になって話をしてくれますよ。

私の勤務地がある米原ですが、思ったよりも雪は少なく、年に1回程度積もる程度です。米原周辺でのおすすめスポットは、彦根ですね。居酒屋も多いですし、4月の彦根城の桜がきれいで感動します。ひこにゃんにも会えて、子供は喜んでいました(笑)

ちなみに、当所で働く社員の独身寮は長浜にあり、単身寮は中央研究所から歩いて15分。5月に社員食堂もリニューアルされています。

少し滋賀の話とは違うかもしれませんが、中途採用者というと横のつながりが少なく、不安になる方もいらっしゃるかと思います。その点を解消する目的で、非公式ながら、中途入社の方々を集めた、懇親会を非公式で行っていながら、自部門も含め、現在も仲間を増やしているところです。

―― 本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。



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