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ダイキン工業株式会社 キャリア採用特別イベント 「圧縮機・モータ・インバータ技術交流会」について ダイキン工業株式会社 キャリア採用特別イベント 「圧縮機・モータ・インバータ技術交流会」について

(2018.4.16更新)
ダイキン工業 キャリア採用特別イベント「圧縮機・モータ・インバータ技術交流会」について、お話をお伺いいたしました。
大山様お写真
ダイキン工業株式会社
常務専任役員 テクノロジー・イノベーションセンター技師長 大山 和伸様

ダイキン工業株式会社 大山常務専任役員からのご挨拶


「志ある技術者に気づきの場を」

今回、志ある技術者の方が抱える課題やカベに対して、何かをヒントを差し上げたい、との想いから技術交流会と題し、ダイキン工業の機械・電気技術のご紹介、及び技術者の皆さまと先輩技術者としてお話しさせて頂く場を設けることに致しました。

ダイキン工業は1980年代のインバータエアコン黎明期から機電一体となり、よきモータがあれば、それに見合う優れた圧縮機構造を、よきインバータがあれば、それを活かす革新的なモータを開発し、機械・電気・制御など個々の要素技術を最大限に生かす技術、製品を開発してまいりました。

また、実は私自身もキャリア入社。若い頃から大きなテーマを任され、時には大きな失敗もしながら、他部門も含めた先輩たちや同僚に信じられ、支えられ、組織を超えて一体となり、画期的な製品の開発を進めてきました。

その経験や技術的な蓄積の一端を皆さまと共有させて頂きたいと考えております。キャリア採用のイベントではありますが、転職意欲や弊社への志望動機は一切不問です。

モノからコトへ、製品からソリューションへの進出が重要視される昨今だからこそ、私は「強いハードを基軸に置く」ことがメーカーとして重要と確信しております。この想いに共感頂き、日々、モノづくりに携わる中でヒントをお求めの方に、ご来場頂きたいと考えております。

■PROFILE
大山 和伸
常務専任役員 テクノロジー・イノベーションセンター技師長
前電気学会産業応用部門長、電気学会フェロー

1981年東京工業大学修士卒。同年4月名古屋工業大学電気工学科助手。
1986年ダイキン工業キャリア入社。
ダイキン工業でモータ・インバータ開発に長く携わり、IPMモータや電解コンデンサレスインバータなど革新的な製品開発をリード。

ダイキン工業の圧縮機・モータ・インバータ技術


1990年代から普及が進んできたインバータエアコン。ダイキン工業では「省エネ性能」と「快適性」に大きく貢献するインバータ圧縮機の技術を競争力の源泉と捉え、そのたゆまぬ技術革新に取り組んできました。

例えば、1990年当時、理論解明に留まっていたIPMモータの量産成功。IPMモータは外側の磁石がロータ部の鉄を引き寄せるリラクタンストルクを利用でき、低い回転数で高いモータ効率を実現できるのですが、一方で優れたネオジム磁石素材や10ミクロン単位の加工技術が必要となります。ダイキン工業は大阪府立大との産学協同、材料メーカーとの協同を進め、試行錯誤を繰り返し、業界に先駆け、省エネ性能に大きく貢献するモータの開発に成功しました。

また、グローバル空調No.1メーカーであるダイキン工業は世界市場に省エネ性能とコスト性能に優れたインバータ搭載空調機を普及させる使命も持ちます。2011年に開発した「エコインバータ」は従来の部品追加で性能向上を図るアプローチから逆転の発想で、インバータ部でモータの制御と同時に入力力率と高調波制御を同時に行う製品です。これにより電解コンデンサなど高価な部品点数を減らし低コストと高性能を両立させています。

インバータ関連の技術開発はモータやインバータ、圧縮機など個々の技術に留まるものではありません。

例えば、省エネ性能を向上させる為には、室温を狙った温度に引き下げた後、インバータがモータ・圧縮機を低速で安定的に駆動させる必要があります。ところが、従来のロータリー圧縮機を低速駆動させると、圧縮機内のローラーとベーン間から冷媒ガスが漏れやすくなる。これではせっかく高性能のインバータ・モータを開発したメリットが薄れてしまいます。

この課題を克服する為に機構設計者が生み出したのがローラーとベーンが一体化したスイング圧縮機です。これも優れた機構を考案するだけではダメで、その機構を成立させる工法開発が前提となり、生産技術部門との連携を活かして生み出された製品です。

このようにダイキン工業における技術開発は個々の領域が独立したものではなく、ある領域の優れた技術をより活かすために他の領域が協力し、また競い合うように高め合うという「機電一体」、組織横断で混然一体となった開発に重きを置いています。

また、革新的な技術開発を育むために、上司は部下に大きく期待をかけて任せて、時には数年という長い年月見守り、部下は失敗を恐れず、仮に失敗しても、それを認めて次の成功へつなげ、あくなき挑戦を繰り返していく事を大事にしています。
IPMモータ
IPMモータ


スイング圧縮機
スイング圧縮機
磁気軸受ターボ開発メンバー
磁気軸受ターボ開発メンバー(左より中澤様、阪脇様、平田様)


ディスカッション風景
ディスカッション風景

Project「開発事例紹介」


アプライド市場に切り込む切り札「磁気軸受ターボ」

大規模ビルや大型商業施設などで使用されるアプライド空調機。
その性能に大きく影響するのが、ターボ圧縮機です。

ダイキン工業が開発に成功した磁気軸受ターボは軸受けの摩擦係数をゼロにでき、
従来型に比べ回転数が約5倍の約2万回転/分、それでいて重量は従来型の1/4、
かつ、メンテナンスフリーで静粛性にも優れるという特徴を持つ製品で、
アプライド領域で事業拡大を行う為の切り札のひとつとなっています。

この製品開発に携わったメンバーは少数精鋭の数名。
1フロアで机を並べ、ワイワイガヤガヤと毎日議論を繰り返し、それぞれが専門領域を持ちながら、それを超え、ひとつのチームとして溶けこみながら製品開発を実現してきました。

開発リーダーである中澤は「パワーエレクトロニクスでは技術の統合こそ重要」と語ります。
誰かが課題にいきあたると周囲のメンバーが知恵を出し合い、共に課題を突破しながら開発を進めていく。そして、そのことで手を貸したメンバー自身の視野も広がっていくのです。

「野心的な新規開発に取り組めるのが魅力」と語るのは、キャリア入社者で制御担当の阪脇。前職では既存モデルの改良が中心でしたが、磁気軸受の開発は「いわばホームラン狙い」。高い目標に対してリスクを恐れずに挑戦する姿勢がダイキンらしい、と話します。

同じく制御担当の平田は「社員の想いを汲み取り、大きく任せてくれるのがダイキン」と話します。新卒面接で「英語を使った仕事がしたい」と話していたものの、「まさか入社10か月で米国での現地試験を任されるとは思わなかった。」と振り返ります。


イベント概要


ダイキン工業の技術や風土を理解して頂き、ヒントを持ち帰って頂く為のざっくばらんなイベントです。ぜひ、お気軽にカジュアルな服装でお越しください。

■日時:5月12日(土)12:45開演 18:00終了予定

■場所:ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター

■内容:
1.会社概要説明
2.基調講演 常務専任役員 大山和伸様
~テーマ:空調の将来と技術の展望について~
3.テクノロジー・イノベーションセンター見学ツアー
4.圧縮機・モータ・インバータ技術領域ごと座談会
~それぞれの職種ごとのテーマ、取組みをご紹介~
◇圧縮機
・業界トップの高効率をリードし続ける独自メカ構造へのチャレンジ
・漏れ、摺動損失を低減したスイング構造
・低速運転での高効率を可能とした背圧コントロール構造
・小型高速化に適したシングルスクリュー構造
◇モータ
・トレンドを作った省エネモータ開発秘話と次なる技術
・IPMモータ・省Dyモータの開発秘話
・磁気軸受・高速モータからベアリングレスモータ
◇インバータ
・グローバル商品展開を推進する革新的パワエレ回路への挑戦
・単相、三相電解コンデンサレスインバータ
・マトリクスコンバータ・アクティブフィルタ
・圧縮機一体型中大容量インバータ
5.ご来場者の技術課題・質問にお応えする個別面談
6.若手社員との懇談会


■対象:機械設計技術者、解析技術者、モータ技術者、インバータ技術者、パワーエレクトロニクス技術者
※専門領域が一致しない場合、参加をご遠慮いただく場合がございます。予めご理解下さい。

■交通費:ダイキン工業負担

■お申込み:下記より必要事項にご記入の上、予約願います。
※定員になり次第、参加をお断りする場合もございますのでご理解下さい。


→ダイキン工業株式会社 キャリア採用特別イベント
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TIC外観
TIC外観


イベント会場「ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター」
イベント会場「ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター」



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